◆13番(小田敏朗君)
◆13番(小田敏朗君)
本日は、オンブズマン制度の設置について、2番目に情報開示について、3番目に老人医療費等についてということで、3点にわたって大きく質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず最初のオンブズマン制度についてでございますが、我が国がオンブズマン制度を初めて導入いたしましたのは、ご承知のとおり、平成2年、川崎市でございます。効果も相当に上がったと聞いております。
オンブズマンは、行政監察官、行政監察専門委員のことで、違法または不当な行政活動に対して、非司法的な手段で市民の権利を守る役職を示すそうであります。
前回の定例会におきまして、オンブズマンの発祥や成り立ち、現状等詳しくお伺いしましたので、各市におかれる対応や市民の反応については割愛をさせていただきたいと思うわけでありますが、市民からの苦情の申し立てに対しては、市からの事情聴取、関係書類などの閲覧や実地調査を認め、市に対しての意見表明や是正勧告、当該制度の改善提言もできる立場で活躍していただいているというものであります。客観的に、第三者的立場で正しい目で正確に判断し、確認ができるように、また行政も市民も理解の輪ができる住みよいまちをつくっていくためにも、この制度は私は必要だと考えております。
そこでお伺いいたします。
1点目は、こうしたオンブズマン制度ということについて、本市はどのように考えておられるのか、その点についてお尋ねいたします。
2点目は、本市においては、この制度を必要と考えておられるかどうか、お示しいただきたいと思います。
2点目の情報開示についてでございますが、情報公開条例を制定することについてお伺いいたします。
国の行政情報を公開することを定める情報公開法はまだ制定されておりませんが、昭和57年に山形県金山町が国内で初めて条例化して以来、本年7月、自治省の調査では、全自治体中、制度化済みの自治体が占める割合は17.6%で、47都道府県、321市、23特別区、161町、28村、合計580の自治体が制度化しておるということでございます。
近隣市を見回しましても、河内長野市、大阪狭山市、松原市、藤井寺市、富田林市と、準備中の市も含めますと、大半の市が実施または実施していく方向で動いておられるように聞いております。
急増している背景には、国会で継続審議となっております国の情報公開法案に制度化に向けた自治体の努力義務規定が盛り込まれるなど、何点か考えられますが、情報公開条例があるために行政側にとっては不都合なこともあるかもしれません。しかし、開かれた行政、公正な行政の確保のためには必要な措置であると思いますが、本市においても早急に条例化を進めていただいてはどうかと思います。
そこで、1点目は、本市も条例化を制定していくべきと思いますが、どのようにお考えか、お示しいただきたいと思います。
2点目は、庁内の実施体制はどうなのかであります。形だけの条例ができたとしましても、正しく正確に十分活用されなければ意味がありません。文書管理の問題や庁内の土壌、機運の高まりはどうか、十分留意することが必要と考えます。この2点についてお示しいただきたいと思います。
3点目に、老人医療についてでございますが、大阪府は本年7月に財政再建プログラム素案を作成し、一部修正を加えて、今月4日に成案が発表されましたことは、皆様周知のとおりでございます。
財政再建への具体的取り組みの基本的な考え方としまして、保健福祉部門では、「公的部門は、住民に身近なサービスについては市町村から提供されることを基本とする」とし、また、「人にやさしい福祉文化の醸成を図る」としております。今回、老人医療費一部負担金につきましては、本年11月1日以降、新しく65歳に達する方から改正後の所得制限が適用され、市町村民税非課税世帯に属する方が助成対象になる改正であり、段階的削減を打ち出しております。人にやさしい福祉文化の醸成を図るどころか、福祉を切り離そうとしているようにさえ感じられるものであります。福祉は何かを削ってこの施策をやるという考えは間違いではなかろうかと思うわけでありますが、すべてがそろってこそ福祉だと思います。
そこでお尋ねいたします。
1点目は、老人医療助成制度改正に関する各市の動きはどうかということでございます。
2点目は、この制度について今後も継続していただければ幸いと思うわけでありますが、本市の財政事情もあり、例えば大阪市が公表しておりますように、府の制度を1年5カ月ほど先延ばしにし、平成12年4月1日より大阪府と同様の激変緩和策を実施するとした場合、トータルではどれぐらいの市の持ち出しになるか、お尋ねしたいと思います。
以上、大きく3点にわたってのご答弁をお願いいたします。
○議長(田中藤三郎君)
総務部長。
〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長 松村惣司君 登壇〕
◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(松村惣司君)
小田議員のオンブズマン制度についての基本的な考え方、また本市には必要かと、こういう質問でございますが、オンブズマン制度とは、一般的に、人格や識見のすぐれた人物を住民から任命し、住民と行政との間に立って、行政に対する要望や苦情について原因を究明し、簡易・迅速に解決していく制度であると言われております。一様でありません。しかし、制度設置の位置づけは、事実上、市長の附属機関として取り扱われており、そのことから監査制度や行政不服審査制度などの諸制度を初め、住民の意向を代表した議員による議会活動を補完するものと認識をいたしております。
次に、本市に必要かというご質問でございますが、本市においては、議員ご承知のとおり、行政に対する要望や相談については、おはよう対談やまちづくり懇談会の開催を初め、市民相談、法律相談、行政相談、人権相談など総合相談窓口を設置し、専門員を配して取り組んでおるところでございます。行政に対する提言、要望などを積極的に拝聴し、行政に生かしているところでございます。
したがいまして、一概に公的オンブズマンの導入が必要とは言いませんが、住民の行政への参加意欲をより進め、相互の信頼関係をより深くする機能として導入することは大変有意義でありますので、現行制度を補完する新たな行政機関として研究してまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
2点目の情報開示についてでございますが、情報公開条例の整備状況は、議員ご指摘のとおり、平成10年4月1日現在、全国で17.6%の整備率と低く、近隣では河内長野市及び大阪狭山市が整備済みであります。しかし、これらの整備済みの団体においては、法律案とのバランスを図るべく、運用基準を含め、再検討されているやに聞いております。大阪府におきましても、新聞報道されているところであります。
また、国の動きでございますが、現在臨時国会で情報公開法案が継続審議中であり、平成12年度からの施行を目指しておりますが、野党からの対案もあり、政府案どおり可決されるかどうか、目の離せない状況でございます。
ところで、情報公開を制度化するためには、議員ご指摘のとおり、条例の整備にとどまらず、文書管理のあり方や運用基準の徹底、担当窓口の認識など、制度の円滑な運営を確保するために必要な準備作業に取り組むことが重要であると認識いたしております。特に運用基準面におきましては、非開示情報の範囲をできるだけ明確にすることにより、個人のプライバシー保護などにも配慮することが大切なポイントの一つになります。
これらのことから、庁内組織など全庁的な取り組み体制を整備し、職員の認識を深めるための対応を図るとともに、国の動きや他市の状況を把握しながら、適切な整備に向け、積極的に取り組みたいと存じておりますので、よろしくご理解のほどお願いを申し上げます。
○議長(田中藤三郎君)
保健福祉部長。
〔保健福祉部長 奥野展三君 登壇〕
◎保健福祉部長(奥野展三君)
小田議員のご質問、大きく3点目の老人医療費等につきましてご答弁を申し上げます。
大阪府の老人医療制度見直しに当たりましてのお尋ねでございます。
ご指摘ございましたように、大阪府では財政再建等の事情によりまして、昭和49年3月以来、大変長期にわたって実施をされてまいりました65歳から69歳までの皆さんに対します医療費助成制度を本年11月より段階的に見直しをされることとなったところでございます。
今回の見直しにつきましては、本制度の対象者は、市町村民税非課税世帯の高齢者のみとされるものでございまして、一定期間、激変緩和措置を導入されるものでございます。
本制度、皆さん方には大変定着をしたものとなっておりますことから、府下各市におきまして大変論議を呼ぶところとなっております。折しも各市におきまして、9月定例会開催時期となっておりますことから、大阪府と同様、制度見直しをするとなりますと、本議会に市条例改正案を上程しなければならないといったこととなってまいりますので、各市におきまして理事者等との協議が今なお続いているといったところもあるようでございます。
お尋ねの条例改正案の9月議会上程の府下各市の状況でございます。9月4日現在でございますが、府下33市のうち、9月議会に上程されるのは10市でございまして、そのうち2市につきましては、来年1月より、あるいは4月より府制度並みに見直すといったこととなっております。
また、現在検討中となっているところが3市ございます。また、1市が現在議会委員会におきまして継続審議中となっております。また、1市につきましては、6月議会に上程をされまして継続審議となりましたけれども、後、議案取り下げをされております。残りの18市が、9月議会には上程されないということとなっております。
次に、もし大阪市が発表いたしました形で実施をしました場合、市の負担額でございます。いわゆる平成12年の4月の介護保険導入までの実施となりまして、その時点でなお大阪府の激変緩和措置が続いておりますことから、市としましても、その時点から府の考えます激変緩和措置を導入せざるを得ないと考えております。
もしこういった形になりました場合、市の負担は約4億5,000万から5億円になると予測いたしております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(田中藤三郎君)
小田敏朗君。
〔13番 小田敏朗君 登壇〕
◆13番(小田敏朗君)
再質問させていただきます。
オンブズマン制度は、行政面だけにとどまらず、川西市では子ども人権オンブズマン、東京ではいじめ、虐待に対応するための第三者オンブズマン、大分市の特別養護老人ホームや東京八王寺市の身体障害者施設、神奈川県厚木市の知的障害者施設などでも活躍しておられるようであります。中には福祉施設が地域を超えて、地域横断型のオンブズマンを目指す組織もできてきております。
現在は情報のはんらんしている時代であり、一部では情報の格差が余りにも大きい時代であると考えます。このような時代にこそ正確な情報を迅速につかめる機関が必要だと思いますので、この点について改めて市のお考えをお伺いしたいと思います。
情報公開のことでございますが、情報公開法は、だれでも行政が保有している情報の公開を求めることができるようにすることを目的としております。
再質問の1点目としまして、情報公開を進める上で、行政手続法の整備も見落としてはならないのではないかと思います。行政処分や行政指導の相手方、あるいは利害関係人に対して、行政側の手持ちの資料などをできるだけ開示していくことを基調としております。この行政手続法の関係性はどのようにお考えなのか。
また、2点目としまして、庁内の整備、先ほども話が出ておりましたが、そして施行に対しての体制がどれくらい、何%ぐらい現在庁内で進んでいるのか、確認したいと思います。
また、問題があるとすれば、どのようなところに問題があると思われるのか、お聞きしたいと思います。
老人医療の件でございますが、今回9月議会に議案提出をしていただけなかったことは、本当に市長の配慮というふうに感じております。
老人医療費については、なるほど本市におきましては相当額の持ち出しが必要だということがわかりました。しかし、だからと言って、きょうまで楽しみに待っておられた、いわゆる社会的弱者と言われる方々の気持ちも考えていかなけれならないと考えます。
国の方では、平成12年4月から施行される介護保険制度の詰めを急いでおります。この介護保険にジョイントできる形はとれないものか。安易に責任転嫁をするわけではありませんが、介護保険の整備を十分にお願いし、ぜひその期日まで継続をお願いしたいと思うわけでございます。どうかよろしくお願いします。
これで再質問を終わらせていただきます。
○議長(田中藤三郎君)
総務部長。
〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長 松村惣司君 登壇〕
◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(松村惣司君)
小田議員のオンブズマン制度の再質問についてお答えを申し上げます。
内容につきましては、正確な情報を迅速につかめる機関として機能しないのか、こういうふうなご質問でございますが、本市における行政情報は、現在充実した広報紙の発行や決算書の作成、またテレガイド・イン・はびきののホームページの開設を通して情報を発信いたしており、みのりの里も設立されたところでございます。
オンブズマン制度をいかに有効活用できるか、今後研究してまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、2点目の情報開示の問題でございますが、行政手続条例との関連性でございます。
議員ご指摘のとおり、情報公開制度もさることながら、行政手続条例につきましても、行政手続法の趣旨にのっとり取り組むべき重要課題の一つとして認識をいたしております。市民ニーズや窓口の現状などを把握しながら、着実に一つずつ、総合的な角度から体制を整備してまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上でございます。(13番小田議員「部長、庁内の体制は何%ぐらい進んでいるかということをちょっとお伺いしたいんですが」と呼ぶ)
庁内の体制は何%かというご質問でございますが、パーセントで申し上げるのはちょっと難しい部分でございます。できるだけ早く実施できるような形で取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中藤三郎君)
市長。
〔市長 福谷剛蔵君 登壇〕
◎市長(福谷剛蔵君)
小田議員の再質問にちょっとお答え申し上げておきたいと思いますが、私どもの情報公開に関しまして、そういう考え方、やはりすべて情報は開示していくということで基本に立っておりまして、日ごろから私どもも隠さずに、いろいろと予算書一つにいたしましても、それは見やすく、みんなに情報を提供できるような体制、そしてまた、いろいろな質問に対しましてもガラス張りで何事も答えていこうという体制を今進めておりまして、それは今考える中では開示してはならないことをどうするかというようなことを練っておるというようなことでございまして、すべてガラス張りの市政運営をさせていただいておるということをご理解賜りたいと思います。
そしてまた、オンブズマンでございますが、公的オンブズマンに関し、市民の皆さん方もちろんのこと、議員各位のやはり私は承認を得てですね、つくる場合はしていかなきゃならんと、かように思っております。前々から私は、議員の皆さん方がやはり調査権、審査権があるわけでございまして、市民の代表としてのオンブズマンとしてのいろいろ活動もしていただいておることもあるわけでございまして、今のヨーロッパとかあの辺のオンブズマンと日本のオンブズマンは性質が違うんだということも前回に説明もさせていただいたところでございます。
ですから、任意でつくられておるオンブズマンの方々も、何かご理解をいただいたんか、きのうもこのビラが出ておるところでございますが、市民オンブズマン情報ということで出ておりましたが、やはり生活文化情報センターを考える会というふうに今度は改名されてるんです。市民オンブズマンいう名前が消えてるんです。ですから、やはり公的な市民オンブズマンを制定に向けて市は練っておることを理解していただいたと、私はまあ解釈をしておるところでございますので、よろしくご理解賜りたいと思います。
○議長(田中藤三郎君)
小田敏朗君。
〔13番 小田敏朗君 登壇〕
◆13番(小田敏朗君)
情報公開の件でございますが、今詳しくお話しいただきましたので理解したわけでございますが、私が聞いておりましたのは、体制がどれぐらい、何%ぐらい今庁内で感じられるのか、それを部長にお伺いしたわけです。それをお伺いしてるのに、別の答えをいただいたいうことで、十分その私の質問の内容が酌んでいただいてないのではないかというふうに感じました。
先ほど市長がおっしゃいましたように、広報とかいろんな形でガラス張りにしてるということでありましたが、それは100%としてとらえていいのか。また、70%、80%のところで開示されておられるのか、その辺を私は聞きたかったわけでございます。その辺、もしご答弁いただけるようでしたらお願い申し上げます。
それと、最後の老人医療につきまして市長のご答弁いただけるようでしたらお願いいたします。
以上です。
○議長(田中藤三郎君)
市長。
〔市長 福谷剛蔵君 登壇〕
◎市長(福谷剛蔵君)
小田議員の質問にお答え申し上げたいと思います。
要は、情報に関しましては、私ども100%開示ということを基本といたしております。ですが、先ほど言いましたように──そんでいいですか、はい。
それと、老人医療無料化に向けましては、できる限り弱者救済、そしてまた社会的に弱い立場の方々を守る意味から存続をできる限りさせていただきたいということでご理解を賜りたいと思います。
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