◆5番(小田敏朗君)
◆5番(小田敏朗君)
まず初めに、このたびの兵庫南部地震におきまして被害に遭われました方に心よりお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになりました五千数百人の方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
本市におきましては、地震発生の日から今日に至るまで、市長を中心に全庁挙げて支援活動に奮闘されておられます。このことに対し、市当局及び職員の皆様に深く敬意を表するものであります。
それでは、発言通告に従い、質問いたします。
防災対策の見直しについて、次の5項目に分けて伺います。
1、被害想定について、2、防災訓練のあり方について、3、初動体制について、4、災害時のボランティア導入について、5、備蓄についてであります。
初めに、1、被害想定について、とかく我々関西の人間としまして、関西は災害が少なく、特に地震など来るはずがないという迷信をつくり出し、それを信じ込んでいたように思います。今回の震災に遭遇することにより、従来の概念は捨てて、どこのまちにも災害はいつか必ず来るものと考えざるを得ません。
さて、本市におきましては、現在地域防災計画の見直し作業を進めておられるところと聞いておりますが、被害想定はどのような状況を想定して考えておられるのかお伺いいたします。
また、地域防災計画は何年をめどとして見直しが完了するのか、そして被害想定を策定するのに基礎ともなります活断層の地質調査は検討されているのか、あわせてお示しください。
次に、2の防災訓練のあり方についてでありますが、私も今日までいろいろな訓練に参加させていただいたわけでありますが、その内容は、林野火災や建物の火災時における避難訓練であったように思います。いかに我々が地震に無関心であったかということであります。兵庫の震災は不幸な出来事ではありましたが、それらを今後の教訓として、将来の備えをしていくことが必要だと思います。各自治体に即した訓練を実施、検討すべきと考えます。本市においては、どのような計画を持って防災訓練を実施していかれるのかお伺いいたします。
3、初動体制についてでありますが、今回の兵庫南部地震におきましては、だれもが想像もできない大型の地震であったことと、地震に対しての甘さがあったところに大きな被害を出した原因があったように思います。大きな災害であればあるほど短時間で確実な初動体制が望まれるわけでありますが、神戸の場合、不幸にも初動体制を整えるのに大変時間がかかってしまったとのことであります。警察、消防については4時間、市庁舎の対策本部については、7時の時点で設置されたものの、約10名ぐらいの人しか参集できなかった、そういうような状態であったそうであります。ちなみに、さきのロス地震のときは30分で初動体制が整えられたというふうに聞いております。災害時には、指令塔として大きな役割を果たす災害対策本部の体制が短時間で立ち上がれないということは大変憂慮すべき点であると思います。
そこで、伺います。
本市においては、どれぐらいで初動体制が整えられるのかお示しいただきたいと思います。
また、災害対策本部の位置はどこか、安全性はどうか、あわせてお示しいただきたいと思います。
次に、4、災害時にどのような形でボランティアを受け入れするかということであります。
今回の兵庫のように、市民や外国の方々に誤解を与えるような対応は本当にマイナスであると思います。国民の4人に1人は何らかの形でボランティア活動に参加したいと考えているそうであります。善意の真心をむだにせぬために、お願いする側として、もっと積極的にボランティアの活用を考えていくことが大事であります。建築家の皆さんやお医者さん、労務関係者等々、いろいろな形で活躍していただく場を考え、行政として細部にわたり綿密に検討しておくことが大事だと思います。大阪府におきましては、日赤を中心にした活動を全国的なベースでボランティアの活用を進めておられるとのことであります。本市は、そのような防災ボランティアを受け入れるのにどのような考えかお示しいただきたいと思います。
次に、5、備蓄の件であります。
私も震災後、何回か兵庫の各地を訪れたわけでありますが、電気、ガス、水道の寸断や道路の分断、家屋の倒壊等々、被害の大きさに、改めて自然の持つ力の大きさに驚嘆した次第であります。地震から約10日ぐらいたった日でありますが、約3,000食の豚汁の炊き出しに行ってまいりました。味つけの方は、それほどおいしいというものではありませんでしたですが、被災者の人たちは、本当においしいおいしい、あったかいものが一番やということで、何回もおかわりをしていかれる多くの方を見受けました。そこは小学校を避難所として使用されていたわけでありますが、食糧や衣料、寝具などの救援物資がなかなか届かず、大変ご苦労されたとのことでありました。我々は平素何気なく使用しているライフラインを絶たれるということは、悲惨な生活が口をあけて待っていることだと改めて認識したのです。災害時においては備蓄というものが必要不可欠なことであると感じた次第であります。本市においては、備蓄計画をどのように進めておられるのかお示しいただきたいと思います。
次に、教育関係でございますが、お伺いいたします。
昨年、我が国も子供の権利条約が批准され、今まさに教育が子供の権利の理念に沿ったものであるかどうかが問われていると思います。
ところで、いじめ、不登校、中退など、学校教育の中で児童・生徒たちを取り巻く環境は依然として厳しく、問題によっては事態はますます深刻化してきております。
いじめの問題は、今や何も珍しいことではなくなり、毎朝新聞を広げますと、いじめと交通事故の記事はいやでも目にする問題であります。いじめられる側もいじめる側も、ともに将来の日本を担う子供であるだけに、見逃すことはできない深刻な問題であると受けとめております。
そこで、お伺いしたいのは、本市におけるいじめの現状であります。幸いに生徒・児童がいじめによって自殺したというケースは発生しておりませんが、だからといって、本市の小・中学校にいじめが1件もないといったことは考えられないのであります。教育委員会では、本市におけるいじめの実態を把握しておられるかどうか、把握をしているとすれば、その実態はどうなっているのか、現状について詳細に説明を願いたいのであります。
次に、実態について調査し、把握しておられるならば、何らかの対策を打ち出されているものと考えますが、本市で講じた対策と、その効果について、どのように評価しておられるかお伺いいたします。
最後に、一般に学校での主役は児童・生徒と言われていますが、この権利条約の理念に沿った施策を展開してこそ、名実ともに子供たちが主役となるのではないでしょうか。今こそ諸問題の解決のため、まず児童・生徒の生の声を聞くこと、次に、その意見、訴えを真剣に討議し、子供の人権を尊重するということを基本にして、その対策を立てることが今最も重要なことだと思いますが、教育長の所見をお伺いいたします。
○議長(土田章君)
生活環境部長。
〔生活環境部長 藤田常彦君 登壇〕
◎生活環境部長(藤田常彦君)
小田議員の地域防災計画の見直しについて、5点にわたってご質問がありましたのでお答えいたします。
1番目に、被害想定についてでございますが、防災計画では、被害の想定として、本市における地質、気象などの地域の特殊性及び過去において発生した各種の災害状況などを勘案して、台風による災害、集中豪雨による災害、大規模な火災、地震による災害などの想定をしております。今回の大地震によって、府による府下全域の被害想定をやり直すので、これに合わせて地震計画の見直しをやり、特に大地震による被害想定を十分考えていく必要があると思います。
活断層につきましては、府の調査とあわせて市でも検討し、一刻も早く防災計画を見直しを策定したいと考えております。
2番目に、防災訓練の見直しでございますが、災害時における防災活動の円滑な実施を期するため、警察、消防団、消防本部、関電、NTT、大阪ガス、日赤奉仕団などの関係機関及び婦人防火クラブや婦人会など、住民との協力体制の確立を目的とする羽曳野市地域防災総合訓練を実施しており、本年は、特に地震を想定した総合訓練を実施する予定です。これからの総合訓練は、本市の実情に即した実戦さながらの訓練を効果的に実施するため、多くの地域住民の協力を得て実施したいと考えております。
3番目に、初動体制について、想定していても予想以上のことが起こるのが地震、震度7以上の大地震だと思います。勤務時間外に大地震が発生し、交通機関が途絶えたことによって災害対策本部の正常な運営が直ちにできない場合は、20分以内に100%以上の職員が集結し、初動体制を確立したいと思っております。幸い本市は、他市に例のない災害対策機動班、地区班などを設けております。これまで風水害の対策で実践経験を備えております。機動班70名、地区班23名、給食班2名、写真班4名、防災事務局11名、計110名の警戒配備体制をつくっております。この体制を起こして防災無線の開局、被害状況の把握、そしてまた災害対策を実施していきたいと思っております。災害対策本部はもちろん本庁になりますが、また現在の職員駐車場も本部にすることもあり得ると思います。
次に、防災ボランティアの受け入れ態勢についてでございますが、行政のマニュアルが幾ら完備していても、職員が被災に際してマニュアルどおりに動けません。また、マクロな情報だけでなく、避難所で何人困っているといったミクロ的な情報も大切です。今回の大地震における救援活動の中で、ボランティア活動の役割は大きいと思います。その受け入れ態勢が十分でなければ、生かし切れないと思います。ふだんから多様なネットワークが必要と考えております。受け入れ態勢の確立とともに、ボランティアの人たちに情報の提供、伝達、指示、命令ができるよう、対策を考えていきたいと思います。
次に、備蓄についてでございますが、災害の発生によって、被災者に速やかに食料など日常生活に欠くことのできない物資の配給ができるよう、平常時から緊急に調達し得る措置を講じておく必要があります。7年度におきましては、20リッターのポリタンクを2,100個、また毛布2,100枚、乾パン2,100個、ローソク420箱、ブルーシートが1,100枚、屋外テント200カ所分、炊き出し用用具21カ所分を本部と避難場所になる各小・中学校に備蓄する予定をしております。さらに、市内業者からパン、握り飯、また牛乳、ジュースなどの飲み物2万食を調達できるようになっております。また、府の備蓄も利用することになっています。阪神大震災のような災害を想定したとき、これだけでは十分ではありませんが、防災計画見直しの際、あらゆる物資が十分調達できるよう計画したいと思っております。各家庭の備蓄につきましても、各自生命と財産を各自が守るという基本に立って、行政と住民が一体となって被害を最小限に食いとめる必要があると思います。そこで、市民に対しての啓発活動の一環として、地震、風水害、火災に強くなるパンフレットを各家庭に配布し、防災意識の高揚を高めていきたいと思います。どうかよろしくご理解のほどお願いします。(「よっしゃ、ようわかった」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。
20分で100人以上の目標を持って進めるということでございます。よろしくお願いします。
○議長(土田章君)
教育長。
〔教育長 松川義明君 登壇〕
◎教育長(松川義明君)
ただいまの小田議員の教育問題についてのご質問にお答えいたします。
お示しのように、今、いじめ、不登校等の問題は大きな社会問題となっています。いじめは、子供の心身、中でもいじめは子供の心身を傷つけ、時には命をも奪うことになる重大な人権侵害であります。子供の健全な成長発達を目的とする教育に携わる者といたしまして、いじめは極めて憂慮すべき問題であると深刻に受けとめております。
この問題は、社会、家庭、学校などの子供を取り巻く環境の変化に伴うさまざまな要因が絡み合って生じてきております。したがいまして、この問題解決のためには、子供の育成にかかわるすべての人々が連携し、協力することが大切であると考えております。府下で昨年度403件、本市では1件のいじめが教育委員会に報告されておりますが、しかし、潜在的にはこうした数よりもさらに多いいじめがあると推定されるところでございます。
教育委員会といたしましては、児童・生徒のいじめ問題を中心といたしまして、いろいろな角度から実態を今後とも調査いたしまして、いじめの予防、発見、対処に努めたいと、このように考えております。
その予防、発見、対処につきましては、社会で許されない行為は子供でも絶対許されないという強い姿勢で、人間としての基本道徳を幼少のころから家庭、学校、地域で徹底的に教え込む。また、自他ともに命の大切さを強く認識するような体験教育を推進する。
次に、チェックポイントを持って、学校、家庭、地域の関係機関諸団体と連携を密にして、加害者と被害者を早期に発見する。
そして、加害者に対しては、その抑圧心情、いじめる側は日常的に不平不満、ストレスを持っておる。それを他へ移転することによって存在、自分の存在感を得ようとすることから、その行為が出るわけでございまして、そうした抑圧心情の除去を援助するとともに、積極的に加害者に役割を与えて、よい方向に導いていく。ここで留意しなければならないことは、いじめる子も、いじめられる子も大人の立ち入りを拒む心が働きます。そこで、心の窓を開くために、いわゆるカウンセリングマインドが必要であります。その際、さらにTPO、時と場所と機会を選ぶことが大切と存じます。そして、心の窓が開かれたならば、被害者に対して、本気で元気よく勇気を出して立ち上がるよう援助すれば、解決への展望が見えてきます。
大阪府教育委員会は、この1月に、児童・生徒全員にこういうリーフレットを配布することになりました。勇気を持っていじめを許さないため、命を大切に、思いやりの心、さらに保護者に対してのリーフレット、チェックポイント等がこの中に書かれております。また、子供たちにカレンダーで、裏には、悩み事があったら、すぐにここへ電話をかけてくださいという電話番号、これも児童・生徒全員に配布しております。
そういうことで、本市におきましても12月議会にひまわりコール、教育研修所に担当者が配置されておりますが、あの電話番号、ちょっと12月議会に申し上げましたように、覚えにくい。そこで、この4月から大変覚えやすい、昨日の佐藤議員のごろをおかりいたしまして、おお何苦しんでんね、0729、いつでも優しく相談に乗りますよ、58、いつでも優しく、7867、悩むな悩むな、こういう電話番号にこの4月から切りかえますので、どうぞご活用のほどをお願いしたいと思います。児童・生徒にこのことを周知徹底してまいります。これは、不登校を含めまして、あらゆる相談に応じることになっております。
ところで、最後にお示しの児童・生徒の生の声を聞くこと、これは児童の権利条約の12条に規定されているところでございます。当然のことでございますが、12条には、自己の意見を形成する能力のある児童が、その児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。その次が大切でございまして、この場合において児童の意見はその児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとすると。したがいまして、それぞれの発達段階に応じた子供の権利保障ということをご理解いただきたいと思います。
今後とも教育委員会といたしましては、こうした子供の権利確保のために一層の努力を傾けてまいる所存でございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
終わります。
○議長(土田章君)
小田敏朗君。
〔5番 小田敏朗君 登壇〕
◆5番(小田敏朗君)
再質問をさしていただきます。
まず、被害想定についてでございますが、規模が全く違いますけれども、東京では、5年の歳月をかけ5億1,000万円の費用を費やし策定してこられたとのことです。地震編だけでも四、五センチほどもある厚みの計画書になっております。今回の兵庫地震は、その地域防災計画地震編にのっとって、その内容がそのまま写し出されたとのことでありました。本市においても、被害想定策定費用は別としましても、東京都の意気込みを学んで勉強していく必要があると思いますが、その点決意をお伺いいたします。
次に、活断層につきましては、ここに概略調査した地図がございますが、我が羽曳野市近辺におきましては約6カ所の活断層が走っておるわけでございます。今回の兵庫南部地震のときに羽曳野市内で被害に遭われた家のことでありますが、壁にひびが入ったそうであります。調査に来られた専門家の話では、活断層の動きに関係があるのではと話して帰られたということであります。その場所は大黒のある地域でございますが、その家の真上を南阪奈道路が通るという計画がなされておるそうであります。
そこで、市長にお伺いいたしますが、この道路の計画、また今回の震災の問題につきまして、長期的に見まして問題がないのかどうか、その点だけ少しお伺いしたいと思います。
次に、防災訓練のあり方でありますが、先ほどもるる細かくご説明いただいたわけでありますが、初動体制の短時間の立ち上がりを確立するためには、あらゆる状況を盛り込んだ訓練が必要かと考えます。また、一たん帰宅されてからの参集訓練なども実戦に即した内容で取り組んでいかれることを切望しますが、お考えをお聞かせください。
初動体制についてでありますが、幾らすばらしい施設や設備があっても、それを動かし、指示を出す人がおりませんと、それは全く機能いたしません。そういうことで、交代要員も含めた形でキーマンとなる人の参集は可能なのかどうか、それを少しお伺いしたいと思います。
防災ボランティアの件でございますが、先ほどお考えを詳しくお伺いいたしましたので了解でございますが、私は、このボランティアの登録制度、そういうものも創設してはどうかと考えるのであります。お考えをお伺いしたいと思います。
また、備蓄についてでありますが、先ほどもお話のありましたように、市内業者のスーパー及びメーカーさん、そのようなところと実際に契約して、それらがその物資が実際にその避難所に届くのかどうか、そういうことも綿密な打ち合わせが必要ではないか、そのように考えます。
防災関係は以上でございます。
教育関係でございますが、毎回教育長には明快なるご答弁をいただき、感謝しております。
さて今回、先ほどのご答弁の中でもう少し説明を加えていただきたいところがありましたのでよろしくお願いいたします。
予防、発見、対処の欄でありますが、チェックポイントを持って、学校、家庭、地域の関係機関、団体と連携を密にするとおっしゃっておられますが、そのチェックポイントというのはどういうことかお伺いいたします。
次に、加害者に対しては、その抑圧心情の除去を援助し、積極的な役割を与え、よい方向に導くとおっしゃっておられますが、その点も詳しくお伺いしたいと思います。
次に、閉ざされた心の窓を開くには、さらにTPOが大切であると答えておられましたが、そのTPOがどのように大切なのかお示しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(土田章君)
生活環境部長。
〔生活環境部長 藤田常彦君 登壇〕
◎生活環境部長(藤田常彦君)
再質問にお答えします。
被害想定についてでございますが、災害時の実践活動、また防災計画をもとに対策を講じることになっております。この防災計画は、災害基本法によって災害想定が大前提であります。最悪の被害想定をしっかり組み立てることにより、確かな対策を打つことができます。また、阪神大震災を教訓に、災害を最小限に食いとめるべき防災計画にしたいと思っております。
活断層についてでございますが、活断層につきましては、学者や専門家の方々がいろんな説を持っておられるようで、いろんな議論がされております。市といたしましては、公的で正確で科学的な資料を集めて調査研究を必要と思っております。活断層につきましては、正しく把握して、建物、道路、橋、鉄橋など、あらゆる面において検討を加え、災害に強いといいますか、災害に勝つまちづくりを目指し、安心して暮らせるまちに努めたいと思っております。
次に、防災訓練についてでございますが、本年9月に防災訓練を実施いたします。この訓練は、阪神大震災を教訓としまして、大災害に役に立つ実践的な訓練を計画する予定です。災害意識の向上を目指して防災訓練をやりたいと思っております。
次に、初動体制につきまして、防災担当課の体制強化と職員の機動班、地区班などの体制強化を図り、関係機関との連携を円滑に行えるよう万全を期したいと思っております。
ボランティアの登録制度でございますが、先日、市内のアマチュア無線の方々が大災害という有事の際、ボランティアとして情報の収集伝達など、市本部のお手伝いをしたいという申し出がありました。ほかの分野でもたくさんあると思います。今後、検討してまいりたいと思います。
備蓄につきましては、ご提案いただいた件について十分検討してまいりたいと思いますので、どうかよろしくご理解のほどをお願いいたします。
○議長(土田章君)
教育長。
〔教育長 松川義明君 登壇〕
◎教育長(松川義明君)
ただいまの小田議員の再質問にお答えいたします。
子供はシグナルを、サインを発信するものでございます。それを受けとめるそのチェックポイント、学校の場あるいは家庭の場がございますが、例えば家庭の場で申しますと、1つ、服が汚れている。2つ、金使いが荒い。3つ、口数が減る。4つ、夜外出する。5つ、寝ているときにうめき声を出す。6つ、友達の話をしなくなる等、10ぐらいがございますが、割愛さしていただきます。
次に、加害者に役割を与えて、よい方向に導くことの具体例といたしまして、私の体験でまことに恐縮でございますが、高校入学後、間もなく新1年の担任が血相を変えて校長室に飛び込んで来ました。「校長、大変です。生徒の母親から子供が出刃包丁を持って学校へ行きました。何か起こるのではないかと心配ですという電話がありました。どうしましょう」調べると、その生徒は中学時代から暴力を伴ういじめに遭っていました。高校へ入学しても、下足番の靴をほうり出される。弁当はぶち投げられる。そういうことのいじめが続き、ついにかっとなって、恐ろしい報復を思い立ったとのことでした。母親に迎えに来てもらい、学校から連絡があるまで自宅待機をさせ、その担任に、クラスでいじめについて一般的に厳しく注意させました。放課後、クラスの加害者と思われる生徒3人に、その担任から「先生、頼みが君らにあんねんけど、聞いてくれるか」「先生何ですか」「来週の学級委員に君ら立候補してほしいんや。そして委員になって、マルマル君の面倒を見てやってほしい。マルマル君はかわいそうな生徒や、実は中学時代、こうやってこうやって」と告げさせました。3人は「先生、任しといてください」と応諾、この生徒たちは卒業するまでマルマル君を支え、無事にみんな卒業いたしました。
次に、TPO、つまりタイム、プレイス、場所、オケイジョン、機会につきましては、昨年ある父親から私が直接聞いた話でございますが、6年生の男の子がさえない顔をしているのに気がつきました。母親は気がつかない。余り毎日見ていると、その変化に気がつかない。私、土曜日に3年ぶりにお会いした方が、「先生、えらい顔が引き締まってきましたな、おなかも引っ込んで」「そうですか」と、3年ぶりに会いますと、その変化に気がつく。そこで、毎日子供を見ている母親よりも、たまたま子供を見た父親の方がその変化に気がついた。そこで、「お父さんと久しぶりに一緒にふろに入ろや」と誘い、ふろの中で、子供の背中を「お父さん流したるわ」と流しながら、「おまえこのごろ何やちょっとおかしいで」といいますと、子供の方から、「お父さん、ちょっといじめられてんねん」というふうなことが出てきたわけでございます。早速翌日にこのお父さんは学校へ行かれまして、校長に連絡、学校は直ちに適切な指導を入れ、事なきを得たということでございます。これがTPOでございます。
以上でございます。
○議長(土田章君)
市長。
〔市長 福谷剛蔵君 登壇〕
◎市長(福谷剛蔵君)
小田議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。
ちょうど地震列島に住まいいたします私たちこの日本の地域でございますが、私たちのこの羽曳野市もこれから高架道路、先ほどおっしゃいました南阪奈道路、八尾富田林線、これ高架部分が相当あるわけでございまして、平均大体十二、三メーターの高さ、そして線路をまたぐ場合は25メーターぐらい、そしてインターチェンジ付近では大体18メーターぐらいの高さ、そのぐらいまでの道路の高さになるわけでございまして、ご心配いただきますそういう耐震性の問題もあるわけでございますが、十二分にこれは震度8以上にでも耐えられるだけのやはり道路状態を(「わからへん」と呼ぶ者あり)わからないことではありますが、震度8を想定してやはりやっていかなきゃならん、要求していきたいと思っております。耐えられるもの、(発言する者あり)(「ちょっと静かにしてください」と呼ぶ者あり)震度8でも耐えられるだけの建物、構造物をつくっていく、完全なもんですよ。(「天災やからわかれへん」と呼ぶ者あり)
そのほかに、初動体制でございますが、先ほど市役所の方の体制の方を述べたところでございますが、きょうの新聞にも、皆さん方ごらんいただいたと思いますが、自衛隊の出動が1時間後に出るということが決定していただきました。やはり自衛隊に要請する、自衛隊が来ていただいても、どこへどういう作業をしていただく、それをやはり指示を出すのはこの当市の災害対策本部になるわけでございますから、先ほど言いました20分で集まれる方策を考えなきゃならんと思うわけでございますので、ロスでは30分、羽曳野市では20分ということで頑張ってまいりたいと思いますが、職員の中にもやはり被災に遭われる方もありましょう。そしてまた、出てこれない道路の寸断とか、それもありましょう。ですから、そういうようなことにも十分に気をつけていかなきゃなりませんし、初動体制で一番大切なのは、役所も大切でございますが、各地域のあり方、また地域での職員の貢献度、そういうようなこともやはり見定めて、きっちりと役割分担をしていくことによって地域を守っていく、おのおのの立場で守っていくという体制、これが一番大切ではなかろうかと思うところでございますので、今後十二分に配慮をいたし、防災防備体制の確立を図ってまいりたいと、かように思う次第でありますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
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