◆5番(小田敏朗君)
5番(小田敏朗君)
発言通告ですが、1番目を3番目にもっていかせていただきたいと思います。
まず、総合福祉会館について質問いたします。
会館建設につきましては、平成5年10月議会の一般質問の際、保健福祉部長より、平成11年度を整備目標年度として、老人保健福祉計画の目標に合わせながら、計画年度内の建設を考えてまいりたいとの答弁をいただきました。
また、平成6年度の市長の市政方針にも、総合福祉センターをその中核施設として位置づけるとともに、建設に向けての基本計画を立案するとあります。しかし、予算書には上っておりません。平成4年度は500万円、平成5年度は200万円の計画策定費があったように思いますが、今年度の予算はどのようにするお考えなのか、お伺いしたいと思います。
総合福祉会館は、高齢者とか障害者の視点に立った建物でなくてはならないと思います。老人保健福祉計画を策定するに当たり、市民のニーズを調査されたり、市民団体の意見も聞かれているので、それらの反映した総合会館づくりを計画しておられることと思います。
まず、1点目は、どんなところを候補地としてお考えなのか、お伺いしたいと思います。場所としては、足場のよいところであること。わかりやすいところであることがまず一番大切なことだと思いますが、それが市長がいつも言われている相手の身になっての市政を行うということではないかと思います。国民白書によりますと、市民の4人に1人はボランティアをしたいという意識を持っておられます。しかし、実際には各市でも1割にも満たないようであります。ボランティアをしたいという意識が活動に結びつかないのは、気軽に参加できるような雰囲気づくりができていないからであろうと思われます。市民が気軽に立ち寄れる場に総合福祉会館があれば、ボランティア活動の推進に大きな効果が上がるのではないかと思われます。
2点目としまして、建物の位置づけについてお伺いいたします。
羽曳が丘のコミュニティーセンターMOMOプラザでは、デイサービスの一つとして保健事業を行っております。この施設には、図書館があり、いろいろな催し物をする会場があります。まちのいろんな年代の人との出会いがあります。したがって、老人専門の施設とは違い、若々しさがあって、サービスを受ける老人の側にも、またお世話をする民生委員の人たちにもよい刺激になっているようであります。
羽曳野市は、デイサービス、ショートステイを悲田院に委託しておりますが、会館が建設されましたら、市独自でもそうした事業を行うことができます。また、障害者の作業所も設置されることだと思います。そういう場に、市民が自然に触れることで、ボランティアとしての参加もしやすくなります。また、総合福祉会館と婦人会館を併設してみるというのはどうでしょうか。これからの施設は、専門的な機能だけでなく、大人から子供までが気軽に立ち寄れる場であることが大切だと思います。そこで互いを理解し合い、交流が生まれ、そこに助け合いの心が育ってくるのだと思います。市として、どのような計画を持っておられるのか、お伺いしたいと思います。
福祉に関連しての事項でございますが、本日の読売新聞の朝刊に、羽曳野園の知的障害者授産施設建設、9月厚生省へ認可を申請という形で記事が出ておりますが、詳しくその内容をお伺いしたいと思います。
続きまして、御陵による文化国際交流について、文化の発信基地羽曳野に平成6年度の市政運営方針の中に「住みよい街づくり」「やさしい街づくり」「21世紀に向けた街づくり」「ひらかれた街づくり」「たくましい街づくり」と、5つの柱を立てておられます。その一つ一つには、福谷市長が常々言われている市民へ尽くしていくという、その心が盛り込まれ、また市政に対する市長の誠実さと情熱が感じられ、敬意を表したいと思います。
さて、「ひらかれた街づくり」交流事業の推進の中の国内交流事業についてお伺いいたします。
その中に「白鳥、古墳、源氏など本市と歴史のゆかりのあるところや、文化交流のできるところを軸に、都市間交流の可能なところを探ります」とありますが、具体的にはどのようにしていこうとされているのか、お伺いしたいと思います。
次に、ごみ減量化及び環境について伺います。
1、ごみの減量化が議会では毎回のように取り上げられていますが、前年度と対比して、処理量の推移をお聞かせいただきたいと思います。何%ぐらいの増減なのかお伺いしたいと思います。
2、この1年間で市としてはどのような取り組みをしてこられたのか、お伺いしたいと思います。
3、市は資源ごみと生ごみの分別収集を徹底するために、回収日を別の日にするなど努力をされておられますが、まだ一部には分別収集が徹底できないところがあると聞いていますが、もしそれが本当であるのなら、どういう理由なのかお伺いしたいと思います。
原課へ参りまして、その事実はどうかということをお伺いいたしましたが、そのときは「ない」ということでありましたけども、またその当事者にお伺いしますと、やはり分別収集ができてないというところがございます。その点をお伺いしたいと思います。
4、空き缶と空き瓶の資源ごみの収集は分別しなくてもいいことになっております。それは、シルバー人材センターの高齢者が、クリーンセンターのベルトコンベヤーに乗ってくるごみを手で選別しているからであります。しかし、それこそ3Kであります。汚ない、危険、給料が安い仕事であります。その上に、物すごい騒音とほこりの中での作業であります。市民の皆様に空き缶と空き瓶を分別してもらうように協力をお願いしていけば、人の手による作業が軽減されるのではないでしょうか。当然、人件費も軽減できるはずです。この点、どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
また、人が選別するその別棟の建て物でありますが、非常に老朽化しているということであります。その作業環境の方はどうか。それもあわせてお伺いしたいと思います。
5、次に、過日、朝日新聞朝刊に生ごみのリサイクル作戦という見出しで、ボカシが可燃ごみの減量に大きな効果を上げている記事が掲載されていました。このボカシについては、2年前、副議長の片山議員がこの場で、羽曳が丘の婦人の会がボカシを利用してごみの減量に協力していただいている旨を紹介されておられます。そして、そのとき理事者側から、検討する旨の回答がありましたが、その後の経過をお伺いいたします。
また、市より平成4年7月9日、木曜日に3人の職員の方が、このボカシについて可児市へ視察に行かれておられますが、あわせてその後の取り組みについてお伺いいたします。
以上、1回目の質問を終わらせていただきます。
○議長(半田勝己君)
保健福祉部長。
〔保健福祉部長 山上 保君 登壇〕
◎保健福祉部長(山上保君)
おはようございます。小田議員の総合福祉建設についての質問にお答えを申し上げます。
(仮称)総合福祉センターといたしまして、平成4年度と5年度にかけまして基本構想を立てるために資料収集などの作業を進めたところでございます。市政方針にも述べられておりますとおり、基本計画を考える予定でございます。
次に、総合福祉会館の予定地はあるのかという質問でございますが、市では子供から大人まで利用ができ、ボランティア団体や福祉団体などの活動拠点となるような、コントロールタワー的な役割を持った中核施設の建設を目指しておるところでございます。本市には、どの程度の規模が必要かを市民参加、職員参加で検討を進めてまいりたいと、こういうように考えております。
また、センターの位置につきましては、高年者、障害者など障害の在宅福祉サービス、事業の推進を図りたいというように考えております。したがいまして、総合福祉センター基本構想は、企業の概要、施設の規模、機能、施設の管理運営のあり方などを平成6年度にまとめてまいりたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしくご理解をいただきますようお願いを申し上げます。
次に、もう一点でございますが、きょう読売新聞に授産施設の建設ということで載っておりましたが、私もきょう初めて新聞を見て知ったところでございます。羽曳野園の作業所は、ちょうど平成元年4月22日に行政財産使用許可といたしまして許可をされております。1年契約で、現在まで更新、更新を続けておるところでございます。建物が、皆様もご承知のように、市が倉庫として建設し、その後シルバーセンターが事務所として使用しておりました経緯もございます。その後、先ほども申し上げましたように、知的障害者の作業所になったわけで、現在使用されているところでございます。
ちょうど、きょう新聞に出ました問題につきまして、昨年の7月ごろでしたか、羽曳野園の代表者がおみえになりまして、許可作業所の建設の相談はございました。市の方では、建設の場所などにつきましてお聞きいたしましたが、未定とのことでございました。建設場所、建設の規模などが決まれば、改めて相談しますということで、その後今日まで何の連絡もございません。もちろん、知的障害者の授産施設の建設につきましては、市の意見書も必要でございます。現時点では、そういった相談もございませんので、一応報告をさせていただきます。
○議長(半田勝己君)
企画財政部長。
〔企画財政部長 奥野展三君 登壇〕
◎企画財政部長(奥野展三君)
小田議員の3番目のご質問で、国内交流事業につきまして、お答えを申し上げます。
議員もちろんご承知をいただいておりますとおり、国内、国外を問わず、交流事業を推進してまいりますには、足がかりと申しますか、きっかけが必要でございまして、それがたとえ小さなことでございましても、最も基本となるところでございます。ごく小さなきっかけで始まりました都市間交流を、随分長く続けられているということも聞いております。しかし、将来的にお互いの利害に及ぶような目的で進んだ、そういった交流につきましては、後々においてやはり問題が生じているようでございます。
こういった意味から、ただいま議員ご指摘をいただきました、市長の市政運営方針にございます歴史文化遺産など、いわゆる文化を基軸といたしました目的を持ちましての交流が最もよい方法ではないかと考えるところでございます。このことにつきましては、かねてからいろいろと議論を市内部でも行っているところでございまして、日本全国数多くございます自治体の中で、本市の貴重な歴史文化遺産など、こういったものとゆかりのございますところを探りまして、例えば白鳥サミット、あるいは竹之内街道や東高野街道といった歴史的な街道のつながりによりますフォーラムやサミット、こういったことを開催するなど、手法といたしましてはいろいろと考えられるところでございます。加えまして、産業や環境面におきまして、本市とふさわしいところとの交流の輪を広げてまいりますことが望ましいのではないかと考えております。
以上、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(半田勝己君)
生活環境部長。
〔生活環境部長 藤田常彦君 登壇〕
◎生活環境部長(藤田常彦君)
小田議員のごみの減量化及び環境について6点ほどご質問がございましたので、お答えいたします。
まず、ごみの処理トン数についてでございますけれども、平成4年度におけるごみの処理量は、生ごみ3万5,268トン、不燃粗大ごみが2,159トン、資源ごみが1,287トン、自己搬入ごみが1,029トン、総処理量では3万9,743トンであります。平成5年度2月末現在での11カ月分のごみの処理量は、生ごみ3万4,756トン、不燃粗大ごみで2,171トン、資源ごみで1,307トン、自己搬入ごみで792トン、総処理量では3万9,028トンとなっております。
また2点目の、1年間に取り組んだ事業ということでございますけれども、ごみの4分別収集の周知徹底、空き缶プレス器の貸し出し、11月7日の日曜日に第2回のクリーン作戦、ごみの一絞りの推進、天ぷら油の処理推進、ごみ収集車、焼却場の火災事故防止のカセットボンベのガス抜き器の推進、広報紙利用によるリサイクルコーナー設置により、リサイクルの推進など事業を推進中であります。
また3点目の、ごみの分別収集に一部収集が徹底されてないということでございますけれども、3市焼却場の新工場が平成4年度よりフル稼働に入ったのに対し、ごみの処理方法の変更に伴い、4分別を実施しておるところであります。ごみの出し方の基本は、決められた日時に決められた場所に、決められたものを出してもらわなければ、市域全体のごみ収集がスムーズにいきませんので、ひどいところにつきましては、再三指導を行い、改善の気配のないところにつきましては、区長さん、また町会の役員さん、市民の方の協力を得、協議をしながら、収集物の区分け並びに不撤去物につきましては、収集日までに地元で保管してもらう方法を行っており、今後分別収集の徹底につきましては、啓発を行っていきたいと思います。
4点目の、資源ごみの缶、瓶の分別収集についてでございますけれども、当クリーンセンターの分別に基づき、現在当市におきましては、缶、瓶の混合収集を毎月1回実施しているところでありますが、ご指摘の缶、瓶の分別収集でありますが、他市におきましても収集実施には分別を行っていたものを、近年輸送の際クッションになるものがなく、引き瓶が取れないということで、缶、瓶の混合収集に変更してきているのが現状であります。今後収集分別で経費などを考慮し、よい方法があれば検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
5点目の、クリーンセンター施設の件でございますけれども、現在の資源化施設は昭和61年4月より稼働しております。耐用年数につきましては、国の基準では10年でありますが、現在保守点検整備を行いつつ使用しておりますので、15年程度は使用できるものと思われます。
6点目の生ごみ、通称ボカシですが、生ごみの堆肥化促進材ボカシ、通称ボカシと言っておるわけでございますけど、これにつきまして市内の地域で使用しているところでありますが、この件につきまして、当市といたしましても発祥の地であります岐阜県の可児市に出向きまして、意見をいろいろ聞かせていただきました。促進剤も入手し、実験をも行いました。結果、でき上がった堆肥、肥料につきましては、素手では少し扱いにくいものもありました。近年、大手の家電メーカーにおきましても、ごみ減量リサイクル事業を手がけるようになり、生ごみを機械で使用し、促進剤で減容化し、肥料化する方法、生ごみすべて肥料化する方法で商品が販売されつつあります。今後、ごみの有料化時代を前に、市民もごみの減量、リサイクルに努力してまいりたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(半田勝己君)
小田敏朗君。
〔5番 小田敏朗君 登壇〕
◆5番(小田敏朗君)
小田敏朗です。再質問させていただきます。
総合福祉会館について、財政の厳しい平成不況の真っただ中で、新しく建物を建てることは非常に難しいことであると思われます。しかし、世界的に見ましても、類を見ない脅威的な速さで高齢化が進む中、文化会館よりも総合福祉会館の建設の方が急務であると思われます。国、府からの助成金の割合はどの程度になるのか、お伺いしたいと思います。
羽曳野市は、都市整備のおくれを取り戻すために、下水道整備、道路整備をしなくてはならないのですが、高齢化社会に向けて総合福祉会館の建設も必要であります。早急に建設の方向づけをしていただきたいことをお願いいたします。
また、先ほどの知的障害者の授産施設の件でありますが、その施設ができるということにつきましてはやぶさかではございません。ただ、問題があれば早急に修復改善をする必要があるのではないかと、かように思います。早急なる善処をお願い申し上げます。
続きまして、御陵サミットによる文化国際交流についてでありますが、私は国際交流事業のところで言われておられます「羽曳野市のよさを、海を越えて理解してもらい、開国の歴史、文化に触れる国際交流を積み重ねることにより」という部分と、国内交流事業のところの「白鳥、古墳、源氏など本市と歴史のゆかりのあるところや、文化交流のできるところを軸に、都市間交流の可能なところを探ります」をあわせて羽曳野市にある古市古墳群の古墳をキーワードにした御陵サミットを羽曳野市で開いていただきたいのです。古墳は、羽曳野市を含め全国に10万基も存在しています。中国やエジプト、タイなどなど諸外国にも数多く遺跡は残っております。しかし、今まで国内はもとより世界じゅうの人々と古墳をキーワードにして交流し、互いの心を結び合う場所はなかったように思います。したがって、御陵を有しておられる市町村や諸外国のトップクラスの人に来ていただき、歴史の情報交換だけでなく、文化の交流をも可能にしていく場、御陵サミットを提案いたします。
ご存じのように、羽曳野市には藤井寺にまたがって古市古墳群があります。その数は100基にも及びます。その上、羽曳野市には墳丘の長さでは堺市の仁徳天皇陵に続いて2番目、表面積や体積では全国一の巨大前方後円墳の応神天皇陵があります。また、古墳は全国に10万基もあると言われています。古墳を抱えているばっかりに、文化遺産ゆえに都市の開発も思うようにならないなどの問題も抱えておりますが、古墳の存在は重く、貴重な財産として、別の面では何らかの形で地域に受け入れられていることと思います。
そうした中、そういう意味からも、地域と手をつなぐときが今だと思います。特に、大国中国には秦の始皇帝の墓や数知れない多くの文化遺産、文化遺跡、そして埋蔵文化財が点在しております。羽曳野市は、隣の中国との交流を現在検討しておられるようですが、古墳を通して姉妹提携都市になっていけるとしたら、すばらしい関係が生まれることが予想されます。最も、今羽曳野市には国内、国外のお客様をお迎えするだけの宿泊施設は、また会議施設は1カ所もございません。関西新空港の後背地といっても、まだまだ道路整備もおくれており、とてもそんなことは困難であると言われるかもしれませんが、しかし福谷市政により必ずや羽曳野市はそのおくれを取り戻すはずです。したがって、今から全国に呼びかけて準備してかかってはどうでしょうか。また、準備段階、試行段階としても、写真展とかエッセイによる民間同士での御陵サミットも考えられます。
羽曳野市は、全国に名前を知られているものがありません。そのために、市民は他府県の人々に羽曳野市を紹介するときに困るのです。御陵サミットを提唱したまちとして脚光を浴びれば、市民にとっても誇りあるまちとして紹介できるのではないでしょうか。また、口を開けば「平成不況」とか「不景気でんなあ」とか、そういう言葉に市民はもううんざりしております。御陵サミットが成功すれば、たくさんの人々が羽曳野市を訪れることでありましょう。また、羽曳野市は全国から世界じゅうから注目されます。羽曳野市の文化だけでなく、商業も盛んになり、まちは活性化するのではないでしょうか。この事業は、市民に夢を与える事業になるはずです。福谷市長にリーダーシップをとっていただき、御陵サミットの呼びかけをしていただきたいと思うのでありますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
また、近畿の各自治体の間で、国際交流を目的にした財団法人を設置する動きが相次いでおります。平成2年から毎年1から2市のペースで続き、昨年末までに3カ年間で7市が設立されたように聞いております。あわせて市のお考えがあればお伺いしたいと思います。
続きまして、ごみ減量化及び環境についてお伺いします。
さて、今回私はボカシのもとであるEM菌の活用でごみのリサイクルや減量化が図れないものか質問させていただきたいと思います。
ボカシというのは、有用微生物群EM菌を活用してつくられた発酵合成型有機肥料のことであります。生ごみに使用すると発酵して、それが田畑や花壇に肥料として使用できるものです。
羽曳が丘婦人の会では、2年前からこれを取り入れて、ごみの減量化に大きく貢献されていると聞いております。地域の人でさえ、このようによいというものがあれば実際に取り寄せ、検討し、実施していかれ、まちづくりに対して情熱を傾けておられるのです。
平成6年度市政運営方針の中に、まず市役所、市職員が率先して実行することにより徐々にその輪を広げていき、市民挙げて、まちを挙げての運動に展開していくことが望ましいと「たくましい街づくり」の中で言われているように、改善されていくことを望みます。それと同時に、このEMの持つすばらしさをもっともっと掘り下げて研究していただきたいと思うのであります。
このEMは、1982年に琉球大学の比嘉教授が応用実用化し、学会で発表したものです。有機農業を進めている人たちの間で徐々に使われ出して、これはすばらしいということで、今では世界じゅうに普及しているようであります。そして、その効果もいろんなところにあらわれております。
先ほど、環境の方でご答弁いただきましたが、このEMにつきましては実験されたというふうに先ほどご答弁いただきましたのでありますが、芳しい成果が得られなかった、また継続中であるとか、家電メーカーの機械を使って云々というような話がございました。しかし、この家電メーカーの機械を使ってリサイクルを行っていくというのは非常にお金がかかります。このボカシを使っていろいろな箇所に使用していくということは余りお金がかかりません。
そういうことで、少しその比嘉教授のレポートがここにございますので、読ましていただきたいと思います。焼却場建設予定地の反対リーダーの内容でございます。
その反対運動グループのメンバーだった人が、たまたまこの教授の著書を読まれ、EMが生ごみ処理にも役立つことを知り、まず自分で試してみて、それから市役所にこれを使ったらどうかという提案をされたそうです。ただ、何でも反対するだけでなく、代案を持っていくことは正しい住民運動のあり方であります。が、またそれを受けたお役所の対応も、これまでの常識からすれば模範的なものと言えます。「なるほど、おもしろいかもしれない。ひとつ研究してみましょう」。官民一体でいろいろ研究した結果、EMを使えば各家庭から出る生ごみを大幅に減らせるのではないかとの見通しが得られました。それが、先ほどから申しておりますボカシでございます。このように、官民一体でこの可児市では取り組まれ──可児市といいますと、ここは我が羽曳野市と同じぐらいの規模の市でございます。可児市では、みんなでEMボカシをつくり、使い始めたところ、それまで毎年15%ずつふえ続けていたごみの回収費が、逆に15%も減るという画期的な成果を上げた。おかげで市の方では半期1,800万円のごみ処理費用が節約できたといいます。1年間にしますと3,600万円でございます。
続きまして、このレポートの中には畜産農家の場合、使用されたレポートが書かれております。我が羽曳野市にも屠場があります。においの問題ではいろいろ苦慮されておられることと思いますが、このEMの環境汚染への活用はまだまだあります。水質や空気で深刻な問題になっているのが、畜産農家の悪臭と汚水のたれ流しによる環境汚染であります。これなどのEM希釈液を家畜に飲ませたり畜舎に散布するだけで簡単に解決します。畜舎でのEMの使い方は至って簡単、水をまくようにEM希釈液をまくだけでよいのです。実験では、200から300リットルの水にEM1リットルを加えた希釈液を、床面積1平方メートル当たり0.5リットル散布してみました。散布する場所は、畜舎内の床、通路、壁、天井、すのこの下、外部の排水溝、浄化槽とあらゆるところです。散布回数は、夏場は腐敗が盛んなので週1回、それ以外は10日に1回の割合でまく。EMは、健康への影響が皆無。動力噴霧器などを使って、水まきの要領で構いません。飲用水に投与する方法と併用すると、翌日には悪臭は著しく解消します。
また、浄化槽の廃液もEMによって分解がどんどん進み、悪臭が減るだけでなく、取り出しが容易になります。しかも、これらの悪臭のなくなった畜舎排水や排泄物は、優良の有機質肥料になっています。浄化槽からそのまま畑にまいても良質の液肥として使用できます。畑がない場合は下水を通じて河川などへ流すことになりますが、一般的な施設であれば放流時のBODは15ppm以下になるので、においとか汚水をたれ流しているなどといった非難は浴びなくて済みます。ちなみに、公共機関の排水の水質基準はBODで20ppm以下となっています。BODは生物酸素要求度のことで、水の汚染の指標になっているものであります。ですから、これを使いますと、におい、また汚れというのが非常に著しく改善されるというふうにここでは載っております。
あと、るる載っておりますが、また資料を配付して終わらしていただきます。(発言する者多し)
等々このようにEMは守備範囲も広く、羽曳野のように下水道も十分に完備できていない地域としてはぜひとも予算の枠を認めていただき、このEMを徹底研究してくださるよう、切に希望するものであります。市長のお考えをお伺いいたします。よろしくお願い申し上げます。(発言する者多し)
○議長(半田勝己君)
それでは、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
午後零時1分 休憩
午後1時3分 再開
○議長(半田勝己君)
休憩前に引き続き、これより会議を再開いたします。
一般質問を続けます。
生活環境部長。
〔生活環境部長 藤田常彦君 登壇〕
◎生活環境部長(藤田常彦君)
小田議員の再質問にお答えいたします。
環境問題について、ごみの肥料促進剤の件でございますけれども、この件につきまして、先ほどご質問のように河川の浄化とか畜産公害の浄化というようなものにもいろいろと効果があるように思われます。また、先ほど述べましたように、可児市の方へ出向きましていろいろとお話を聞かしていただきまして、これにつきましてごみ全体から発する悪臭公害の発生源という問題がいろいろとあるわけでございますけれども、その問題を通称ボカシを使用して解決していくというようなことをお聞きしまして、それを持ち帰りまして担当課の方でいろいろと研究したわけでございます。
ボカシのつくり方についても、米ぬか、もみ殻、また魚の粉といったような有効微生物、それと有効微生物──PENですか、これを混合しては発酵させたものでございます。それを生ごみにまぜていろいろと2日から3日置きますとガスが発生します。それをガス抜きしながら2週間経過することによって肥料ができるわけでございます。
これにつきましてもいろいろと婦人会等に呼びかけて話をしたわけでございますけれども、場所のあるおたくでは使用は可能だと思うんですけれども、全体的に今までのところ使用をしていただけるところがどの程度あるか、その点把握しておりませんが、今後よいと思われるものについてはどんどん使用していきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(半田勝己君)
保健福祉部長。
〔保健福祉部長 山上 保君 登壇〕
◎保健福祉部長(山上保君)
小田議員の再質問の中で、羽曳野園の知的障害者授産施設の建設につきまして、先ほども申し上げましたとおり、昨年の7月に相談にお見えになりました方と一度お話を聞きたいと、こういうように思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(半田勝己君)
企画財政部長。
〔企画財政部長 奥野展三君 登壇〕
◎企画財政部長(奥野展三君)
小田議員の再質問にお答えをさしていただきます。
3番目の交流関係でございますけれども、大変貴重なご提言をいただきまして、確かに世界各国、このあたりには古い歴史遺産がございまして、それらを現在も大変大切に保存継承をされております。そういったことから、豊かな文化を築いておられるということも事実でございます。
ご提言にございました、本市におきまして幸いにも世界に誇る古墳が数多くあるわけでございまして、この古墳とのつながりから国内外との交流の輪を広げていきながら羽曳野市の知名度を上げ、活性化を図っていってはと、こういったご提言でございます。
後ほど市長からもご答弁はあるかと思いますので、このご提言につきましては前向きにとらえて進めていきたいと考えております。
なお、国際交流財団の設立についてでございますけれども、近隣各市、特に南河内6市を調査いたしますと、このうち4市、そういった協会という形での交流の団体を設立をされております。現在のところ、これらにつきましてはすべて任意団体ということになっております。大阪府下各市におきましても、かなりの比率でこういう団体の設立をされていると聞いております。この中には法人格を持ちました組織もあるようでございますけれども、こういった中で特にホームステイとか、そういうようなボランティアの取り組み、あるいは青少年の海外派遣とか外国語のいわゆる研修、そういったことを積極的に取り組んでおられると聞いております。
羽曳野市におきましても、今後さらに国内外との交流を進めていかなければならない時期になっております。国内外の交流ということにつきましては、職員だけではなく市民の皆さん方に、特に外国の文化、風土、産業、そういったことに一人でも多くの方に触れていただきながら
これからの国際化に向けまして行政としても一体となって進めていくべきものであると考えております。さらに進めてまいります交流事業推進の中でご提言を前向きにとらえていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(半田勝己君)
市長。
〔市長 福谷剛蔵君 登壇〕
◎市長(福谷剛蔵君)
小田議員の再質問にまとめ的にお答えを申し上げたいと思います。
1点目のEM菌のご提言でございます。確かに、説ではいいことをずっと感じられるところでございます。ですが、このEM菌もいろいろとまた評価の違いがある学説も言われる方もあるわけでございまして、実際に一度使用さしていただき、そしてまた体験を通じて市民の皆さん方によいことは広めていくというふうに今後協議を重ね、検討してまいりたいと、このように思います。
また、総合福祉会館の必要性を強く訴えていただいたところでございまして、確かに急いでつくっていかなきゃならない施設、緊急課題の中にこの総合福祉会館の建設はあるわけでございまして、特にせくのが、先日からも議会で答弁さしていただいておりますように火葬場の問題、これはやはり一刻も早くしていかなきゃならん問題でございますし、また心豊かな「やさしい街」を進めるためにという福祉の拠点づくりとしての総合福祉センターの必要性、これも私といたしましては急いで取りかからなければならない重要緊急課題の一つであるという位置づけをしておるところでございます。前々から質問の中にも、「計画どおりしんかい」ということもよく言われるわけでございますけども、計画どおりにはいかない面もあるのがこういうところでございまして、必要性を十二分に認識をいたしておるところでございます。
また、羽曳野園に関しましてでございますが、この設立に関しまして、先ほど「4月22日」という経過を保健福祉部長の方から申したわけでございますが、ちょうどその4月22日という日は、市長選挙が4月16日にあったんです、平成元年4月16日。そして、任期が4月26日までなんです、前市長の。その間に、もうぎりぎりで許可を出されたところがこの羽曳野園でございまして、いろいろとそれまでに片山議員等とも論議があり、そしてまた要望もされておったということも聞き及んでおるところでございます。それが、その間に、任期の残り期間の間に許可を出されたということがあるわけでございます。その後、27日から私が市政を担当をさせていただいておるところでございまして、いろいろと取りざたされたところもあるわけでございまして、まともに心身障害のある子供たちに愛をかける施設なればいいですが、そこを拠点として選挙運動があったということも一時いろいろとあったところでございまして、そういうようなことではやはりそういう施設を使っていただくわけにはまいらないわけでございまして、姿勢を正していただこうということで指導を強化をしていただいておるところでございました。
そのときにまた、以前にくるみ赤ちゃん教室があったわけでございますが、そのくるみ保育園の跡地の方で何かすると、両方でするとかいうことで、このたび担当課の方に相談に来られておるということも聞いておるわけでございまして、その場合はやはり地域の住民の皆さん方の適切なる合意も必要でございますし、また従前の羽曳野園の過程、経過、そういうようなこともいろいろと考慮さしていただきまして、そういう指導と、そしてまたこれからの本当の心優しい福祉施策を進めていく拠点の育成、指導ということに今後当たってまいりたいと、かように思っております。
そして、御陵サミットとあるわけでございます。私も、平成元年就任いたしましたときには古墳サミットというふうなことも提言し、古墳モニュメント、ピラミッドのモニュメントというようなことが上がっておるわけでございますが、歴史性豊かなこの羽曳野にとりまして、古墳や、そしてまた白鳥にまつわる白鳥伝説、白鳥サミット、そういうようなことも担当課の方もいろいろと今練ってくれておるところでございますから、前向きにこういうようなことは取り組みを進めてまいりたいと思います。
また、国際性豊かなまちづくりということをよく質問の中でおっしゃっていただいておったところでございます。先日も、羽曳が丘丘陵80ヘクタールのあり方ということで現在府と市とで協議を重ねさしていただいとるところでございます。そんな中で、やはり市といたしまして府に要望していく一つの案件といたしまして、そういう国際性豊かな地域づくりということと、そしてまた風格あるそういうまちづくりの一環といたしまして、ちょうど関西国際空港が9月4日から開港されるわけでございますが、それに伴いまして、そういうもし行けるものならば領事館とか、そしてまたそういう外国人の方々がそこで宿泊をしていただけるようなところ、そういうようなことを一つのゾーンづくりをしていって、よい国際性豊かな、また国際都市大阪にふさわしいそういうまちづくりの一環を府と市との協調事業でやっていくべきだということを要望していこうということでまとめておるところでございます。
そんなわけで、いろいろと新しい斬新な取り組みを進めていくことにより、「ひらかれた」、本当に「住みよい」豊かなまちをつくってまいりたいと、かように思います。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
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